10月から話し合ってきた“株式会社ミクシィ”の考察の結論がでました。
当然、企業体なので結論として1つではないことはあるものの、 利益追求のため戦略として、いくつかの手を打っていく必要があります。 その中で私達は成長にとって手堅いものと、 現実的なもの(リスク軽減・リスク回避の点)から結論をだしてみました。 ---------------------------------------------------------- <結論> 1.若年層の会員抱き込み策 2.mixi kids版のリリース 3.株式交換によるM&A 4.新規事業への投資 *番号は<結論>と対応 1.2. http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/mixi/story/13internetcombu03/ http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20329047,00.htm http://mixisns.jugem.jp/?eid=33 http://press.mixi.co.jp/ 3. http://quote.yahoo.co.jp/q?s=2121.t&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on ---------------------------------------------------------- <考察> 1.2.については手堅い中の手堅い手です。 これは既存事業を守ってくための戦略として私達はとらえています。 なぜならmixi自体は広告事業に依存しています。 (有価証報告記載) 【mixiブランドの保守強化が出来ない限りmixiに価値はない】 と市場は判断するということ。 ではmixiのブランドは何によって支えられているかというと、 それは他SNSを圧倒する“ユーザー数”です。 このユーザー数を落としては 広告主もお金を払えない→広告事業での収益が見込めなくなってしまうことです。 ユーザー増加に関して、現状はmixiにとって厳しい状況だと考えられます。 なぜならプレスリリースを見てもわかるようにユーザー数の伸びが著しく鈍化しているからです。 1年で30万人から300万人になり、 300万人から4ヶ月で500万人まで伸ばしましたがそこから先がリリースされていません。 これは伸びが鈍化していることが十分に言えます。 さらにライバルGREEがKDDIと提携します。 しかしGREEはモバイル用とPC用でユーザー登録が違うようです。 対し(後手にまわる)mixiはモバイルでもPCでも同一のアドレスで利用できるようにしました。 これはmixiもGREEのユーザーの囲い込みが始まったといえます。 携帯の普及率を見ても8,000万台あります。 日本全国ほとんどの人が一台所有しているのです。 SNSのモバイル化はいつでもどこでも持っている携帯だからこそSNS使用率を高くするための策といえます。 問題はその次です。 私達はもっと下の世代までに普及させていくと思うのです。つまりは市場開拓です。 SNSでは年齢制限していることもあるので(mixiも例外ではない) 年齢制限前に将来利用者として何らかのサービスを提供していくことが 攻めの戦略ではないかと考えています。 ベンチャー企業としてはまだまだ攻めの戦略を行っていく必要性や将来性の視点から 遅かれ早かれSNSの低年齢化があることだろうと予測しました。 ---------------------------------------------------------- 3.は12/15終値で 2,310,000円あります。 この株価をもって【M&A】を行っていくことです。 そのための手法として【株式交換】が妥当ではないかということになりました。 株式交換は、ライブドア事件以降、市場自体がかなりナーバスになり、 なかなか薦められない手法になりました(M&A手法としては一般的)。 そのことから私達の話し合いでも株式交換自体にリスクがあるという意見もありました。 しかし、ベンチャー企業において10期にもみたない企業が そんな保守的な経営では将来、もっと大きなリスクに耐えられる財務体質はつくれない。 企業はゴーイングコンサーンである。という意見や個々のリスク分析から 株価にプレミアがあるうちのM&Aは妥当ということになりました。 但しM&Aを行っていく上でのポイントは、 mixiとFind jobの間を取り持てる事業体を できるだけ対象案件として検討する必要があると考えています。 私達はmixiの“最大のリスク”は 【mixiとFind jobがあまりに事業体としてかけ離れていること】だと考えているからです。 経営上、ほとんどシナジー効果は見込めないと考えています。 内に広がっていくSNS事業、対し企業を相手に人材事業に接点をほとんど見いだせないからです。 私達のリスク分析でもこの2事業の関連性がないことをリスクにあげる人は複数いました。 ---------------------------------------------------------- 最後に4.です。 新規事業といっても2パターンあります。 1つ目は自社内での新規事業。 2つ目は起業に対しての投資です。 どちらもリスクの低い方法で行うことが良いというのが私達の見解です。 ケースバイケースで2パターンうち選んでいくことが 効果的に株式会社ミクシィを経営していくことだと考えています。 1つ目ならmixiとFind jobの間を繋ぐ事業として新規事業を立ち上げる。 対して2つ目は単純に営業外利益を計上できるような投資目的といった方法です。 但し、私たちは1つ目の新規事業について 今後の株式会社ミクシィの飛躍の方法として有効な手段と考えていますが、 現状は時期尚早と考えています。 自社でやるくらいの人事リソースがあるならmixiやFind jobを もっと堅固なものにするべきだということです。 ---------------------------------------------------------- 以上をもって 【ゆいま~る】研究課題Ⅰ「株式会社ミクシィ(mixi)を考察してみる」を終了します。
by yuimarl-net
| 2006-12-21 23:29
| ゆいま~る後記
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